やっと書けたぜ、きみぼく感想~w
大したこと書いてないし、毎度のことながらキャラ萌えに走ります。
それでも良い方は、右下からどうぞw
大したこと書いてないし、毎度のことながらキャラ萌えに走ります。
それでも良い方は、右下からどうぞw
『不気味で素朴な囲われた世界』。
しかし、『きみ』『ぼく』『こわれた世界』をタイトルに盛り込みつつ、タイトルと内容を合致させるのって大変ですよね~
次はあるのだろうか?
そんなことは置いておくとして。
以前書いたけど、何と言うか、この『きみぼく』シリーズは、西尾さんの嫌らしさ・えげつなさがよく出てますよね(無論良い意味で)。
前作では、探偵役は売春行為をしているし、主人公は妹と近親相姦一歩手前、展開的にも気分は重くなるばかり。
読後感最悪! な話でした。
無論、それが無ければ西尾さんでも『きみぼく』シリーズでもなく、案外、そういう病んだ部分もタバコみたいに止められなくなってしまっていたりして。
不思議な魅力のある話でしたが、今回もその路線は踏襲されていました。
主人公は中学1年生の少年、串中弔士。
彼の一人称で物語は進みますが、とりあえずまず思う。
こいつは中学1年生ではない。
普通、中1は「ルーチンワーク」だの何だのと言わないのだよ!
ここまでひねくれてると、むしろ爽快。
姉の串中小串や、その他魅力的な登場人物が登場しますが、各々ぶっ飛んでます。
嘘しか言わない先輩とか、嘘が見抜けるクラスメイトとか、表情だけで思っていることを伝える病院坂さんとか。
今回の病院坂迷路は、結構好みなキャラクターでしたw
音楽室で一人でクラリネットを吹いていたり、弔士と将棋をやったり。
長ランで男装してるあたりも、ちょっと好き。
そしてとにかく表情だけで物を伝えます。
時には1ページ以上の長台詞を一回の表情で伝えたりとか。
分針だけ止まった時計塔が特徴の上総園学園で事件は起きるわけですが、正直グロい。
いや、客観的に見れば大してグロくはないのですが、やっぱりそこは西尾さんの描写力と言いますか。
主人公の主観を通してみてますから、そのショックが直に伝わる感じです。
事件自体は大きくありません。
しかし、後味を悪くしているのは、その事件ではなく、その後に連鎖して起こる2つの事件。
重要なネタバレをしてもOKなように分けてありますが、念のため隠しておきますと、
<反転>
1件目の犯人である不夜子が事件を捜査していた病院坂を殺害し、
その不夜子を小串(最初の被害者)の復讐として崖村先輩が暴行殺害するという事件。
<反転終わり>
最初の事件だけなら、なんてことは無い普通のお話なのですが(しかも、そこまでトリックも魅力的ではない)、この2つの事件が最後に挿入されるだけで、完璧に西尾グロテスクの世界。
しかも、そこまで大きくフィーチャーされるでもなく、後日談として挿入されるだけなので、違和感や不安感はいや増しに増します。
いや、すげえ。
無論、これに加え、更にどんでん返しが待っていたりするのですが、それは割愛。
とにかく、西尾ワールドな感じで、個人的には好きな話。
常に挟み込まれ続けるユーモア(というかネタ?)の嵐に、ぶっちゃけ電車で読んでて恥ずかしいくらいニヤニヤした(危険人物
前作よりは病んでる感が薄くて、読みやすかった印象もあります。
主人公と姉が出てきたときには、「え、ついに中学生で姉弟近親そうk(略)」かと危惧したのですが、それはさすがにありませんでした(笑
裏返せば、ヴォリュームも多くなく、際どい描写も無かったので、物足りない感じはありますが・・・・・・。
ともかくも、久々に西尾さんのミステリ(?)が読めて良かったです!
病院坂一族は日本中に散っているらしいので、次回作にも期待・・・・・・?
しかし、『きみ』『ぼく』『こわれた世界』をタイトルに盛り込みつつ、タイトルと内容を合致させるのって大変ですよね~
次はあるのだろうか?
そんなことは置いておくとして。
以前書いたけど、何と言うか、この『きみぼく』シリーズは、西尾さんの嫌らしさ・えげつなさがよく出てますよね(無論良い意味で)。
前作では、探偵役は売春行為をしているし、主人公は妹と近親相姦一歩手前、展開的にも気分は重くなるばかり。
読後感最悪! な話でした。
無論、それが無ければ西尾さんでも『きみぼく』シリーズでもなく、案外、そういう病んだ部分もタバコみたいに止められなくなってしまっていたりして。
不思議な魅力のある話でしたが、今回もその路線は踏襲されていました。
主人公は中学1年生の少年、串中弔士。
彼の一人称で物語は進みますが、とりあえずまず思う。
こいつは中学1年生ではない。
普通、中1は「ルーチンワーク」だの何だのと言わないのだよ!
ここまでひねくれてると、むしろ爽快。
姉の串中小串や、その他魅力的な登場人物が登場しますが、各々ぶっ飛んでます。
嘘しか言わない先輩とか、嘘が見抜けるクラスメイトとか、表情だけで思っていることを伝える病院坂さんとか。
今回の病院坂迷路は、結構好みなキャラクターでしたw
音楽室で一人でクラリネットを吹いていたり、弔士と将棋をやったり。
長ランで男装してるあたりも、ちょっと好き。
そしてとにかく表情だけで物を伝えます。
時には1ページ以上の長台詞を一回の表情で伝えたりとか。
分針だけ止まった時計塔が特徴の上総園学園で事件は起きるわけですが、正直グロい。
いや、客観的に見れば大してグロくはないのですが、やっぱりそこは西尾さんの描写力と言いますか。
主人公の主観を通してみてますから、そのショックが直に伝わる感じです。
事件自体は大きくありません。
しかし、後味を悪くしているのは、その事件ではなく、その後に連鎖して起こる2つの事件。
重要なネタバレをしてもOKなように分けてありますが、念のため隠しておきますと、
<反転>
1件目の犯人である不夜子が事件を捜査していた病院坂を殺害し、
その不夜子を小串(最初の被害者)の復讐として崖村先輩が暴行殺害するという事件。
<反転終わり>
最初の事件だけなら、なんてことは無い普通のお話なのですが(しかも、そこまでトリックも魅力的ではない)、この2つの事件が最後に挿入されるだけで、完璧に西尾グロテスクの世界。
しかも、そこまで大きくフィーチャーされるでもなく、後日談として挿入されるだけなので、違和感や不安感はいや増しに増します。
いや、すげえ。
無論、これに加え、更にどんでん返しが待っていたりするのですが、それは割愛。
とにかく、西尾ワールドな感じで、個人的には好きな話。
常に挟み込まれ続けるユーモア(というかネタ?)の嵐に、ぶっちゃけ電車で読んでて恥ずかしいくらいニヤニヤした(危険人物
前作よりは病んでる感が薄くて、読みやすかった印象もあります。
主人公と姉が出てきたときには、「え、ついに中学生で姉弟近親そうk(略)」かと危惧したのですが、それはさすがにありませんでした(笑
裏返せば、ヴォリュームも多くなく、際どい描写も無かったので、物足りない感じはありますが・・・・・・。
ともかくも、久々に西尾さんのミステリ(?)が読めて良かったです!
病院坂一族は日本中に散っているらしいので、次回作にも期待・・・・・・?
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職業:
学生
自己紹介:
ダーカーと00をこよなく愛するニコ厨。
最近は声ヲタ気質も確認され、友人にも『お前腐ってるな』と言われる始末。
ドラマは『相棒』しか見ません。
そんな大学1年生。
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